人間関係で結構ぶつかる
「言いたいことが言えない」という悩み。
それは、職場や友人関係のような表の人間関係だけじゃなく
家族間でもフツーに発生しますよね。
① 「言えない」理由を深掘りする
② 自分の主張・意見を言うことを自分に許可する
③ 相手の反応を期待せずに自分の思いを表現する
この3ステップで、
言いたいことを言える自分を作っていきましょう!
① 「言えない」理由を深掘りする
なぜ、相手に思いを伝えることができないのか?
を洗い出してみます。
「どうせ言ってもわからない」
「どうせ聞いてもらえない(無視される)」
「そんなこと言ったら責められるかもしれない」
「立場が悪くなる」
こんなところでしょうか。
こう判断するのは過去のデータが絶対的だと思ってしまっているから。
今までこういう対応を受けてきたから
今度もそうに違いない、と過去の延長で考えちゃうんですよね。
脳は危険を避けようと働くんで、
上手くいったことより、失敗したことの方をよく覚えてます。
まあ、当然ですよね。
あの森に行ったらクマに襲われた。
その記憶をとどめておかないと、
また森に行ってクマに襲われるという危険を
おかしてしまうから。
ただ、こうして学習したことって
この先もずっと有効とは限らないですよね?
人間関係では「この人は○○だから」と
決めつけてしまうと、自分も相手に対して
固定化した対応しかできなくなってしまいます。
そして、「私は他人から理解されない存在」という思い込み。
これも過去のデータから生まれるもの。
とくに小さいときにお母さんにわかってもらいたくて
話したけど、否定されたり、忙しいから後でと言われたり。
受け入れてもらえなかったことが
「どうせ言ってもムダ」につながっていく。
もう、自分の思いを言うことをあきらめちゃうんですよね。
で、そのクセが大人になっても続いている。
これ、無意識でやってしまってます。
でも、この思い込み、子どものときは
親に見捨てられないように
生きていくために必要だったけど(といっても
子どもの頭で考えた処世術なんですけどね)
大人の自分には不要なルールになってる。
そう気づいたら、ルールを手放すときです。
② 自分の主張・意見を言うことを自分に許可する
たいてい、「言いたいことが言えない」のは
自分自身がその思いや主張を表現することを
許してないんです。
「こんなこと言ったら大人げない」
「わがままなのでは?」
「また痛い思いをするかも…」
もう不要な思い込みだと理解しても、
今までずっとそのパターンで生き延びてきたんだから
そう思うのも無理はない。
なのでまずは、自分の中で、自分の思いをしっかり認めて
受け入れる。
そうすることで、自分の中での言い争いはなくなり、
自分自身が自分の一番の理解者になります。
③ 相手の反応を期待せずに自分の思いを表現する
自分自身の「言いたい気持ち」を許す作業が終わったら、
今度は本当に相手にそれを伝える段です。
そうは言ってもなかなか実際に切り出せないときは、
心の中で「言いたいことを言ってもいいんだよ」
「~したいっていうこともできるよ」と
自分を後押ししていきます。
そうすると、だんだん自分を表現することへの抵抗が
薄れていきます。
いざ本番、相手に伝えるときのポイントは、
- 相手への先入観から意識を外す
- 相手の反応は関係ない
まず、相手はこういう人だから、という決めつけや、
相手に対する不満などがあると、
そんな相手をどうしたらコントロールできるか、
という方向に意識が向いてしまうので、
今目の前にいる相手を先入観抜きでフラットに見る。
そして、どんな反応が返ってきたとしても
自分の思いを伝えた自分は、ちゃんと自分を裏切らずに
行動してくれた、ということが重要なんです。
自分を押し殺し続けることでしか受け入れられない
人間関係ってそもそも不毛ですから、
本当の自分の思いを伝えたうえで
理解が得られなかったら、
その関係を考えなおす必要があるってことがわかる。
伝えた結果がどうであっても、
正直な思いを伝えることで、一歩進んだことになるんです。
言いたいことが言えるようになる3ステップ まとめ
なかなか自分の思いを言えずに我慢してしまう人は、
思った以上に自分を邪険に扱っています。
自分が存在してはいけないかのように振る舞ってしまい、
自分以外の人からも大事にされなくなる結果を招いています。
① 「言えない」理由を深掘りする
② 自分の主張・意見を言うことを自分に許可する
③ 相手の反応を期待せずに自分の思いを表現する
まずは、自分自身で自分を救いましょう。
ではまた!
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