ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」
ちょっと自己啓発系やビジネス系の書籍に触れたことが
ある人なら知っていますよね。
内容としては、
人は自分が思い描いたような人間になる。
成功を手にするためには、
確固たる信念と願望を持ち、
決断力をもってあきらめずに行動せよ
といった感じ。
まあ、成功するためのマインドセットですよね~
いかにもアメリカ的。
ただ、この「思考は現実化する」という言葉だけが
独り歩きして、解釈がずれてるような気がするんですよね。
「表層意識で考えていることが現実化する」
ととらえられているのか、
願望を毎日唱える
願い事を紙に書くとかなう
とか、
どうもインスタントな方向に走ってしまってるんじゃないかと。
理想の現実に近づくには
まずは行動しないと何も起こらないのに。
何も勉強せずに志望校に合格したいと言ってるようなもんです。
で、もちろん行動は大前提なんですが、
行動してもなかなか変化がない、とか
空回りしてる気がする、という場合。
もちろんやり方の問題もありますが
自分のものの見方が影響してるかもしれません。
数日前、子供たちとマコなり社長の動画を見ていた時のこと。

マコなりさんが大学時代、可愛い子とデートしようと思って
お店選びに大失敗したという話に、娘は納得いかない様子。
「マコなりさんでも可愛い子がいいって言うんだ~
やっぱり男は顔で判断するんだね(怒)」
最近学校の男子に散々振り回された挙句に
SNSをブロックされて激おこだった娘は、
「男はロクでもない世界」という現実を
目の前に作り出してる。
一方、陰キャの息子は
「いちいちデートのセッティングとかして
気に入らないと文句言われるとかマジめんどくさい。
付き合うとかほんとに意味わかんない」
と、「(特に女子が)めんどくさい世の中」という現実を
作り出してる。
小学生のころに女子から強烈なイジメをうけてますからね。
さすがに今は女子への嫌悪感は薄れてるものの
関わると面倒だと思ってるんですよね。
同じ出来事や物を見たり聞いたりしても
解釈の違いによってみている現実が
人によって違う。
そしてその解釈は、その人その人の
信念、思い込みが作り出している。
逆に考えると、
目の前の出来事から信念、思い込みを
証明できる要素だけを抽出して、
現実はやっぱりこうだ、と思い込みを強化する。
ということを繰り返しているんです。
現実が思うようにならないと思うなら
まずは行動。
それでも変わらなければ
現実を変えるのを邪魔している信念や思い込みがないか
考えてみる。
「やっぱり~だ。(だからうまくいかない)」
この「やっぱり」が出てきたら要注意。
ではまた!
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