問題解決のつもりが問題を大きくしてしまう理由と対策

問題解決 心の操縦法

何か問題が発生したときに良かれと思って

解決策を実行したところが、逆効果だった。

ちょっと世の中を見まわしただけでも、

そんな現象が結構あります。

  • バリアフリーにしたら、運動量が減ってしまい認知機能が衰える
  • 食糧援助したら、餓死する人が減って人口が増えて、貧困率が増加する
  • 除菌すると抵抗力が落ちて、感染症が増える

まことに残念な結果になっちゃってますよね。

問題解決で見落としがちなのは「遊びの部分」と「根本治療」

実はなんでこういうことが起きるのかが研究されていて、

その名も「渋滞学」。

高速道路の車線を増やすと、部分的に速度が上がって

かえって渋滞が増える。

こうした渋滞がなぜ起こるのかを数学的、物理的な観点から

解明するというもの。

で、結局何がいけないかというと、

車間距離をきちんと取ってないというのが原因とのこと。

実験でもこれは証明されていて、

急いでいると、つい車間距離を詰めてしまい、

結果動けなくなってしまう。

要は、ゆとりがない、というのがよくないわけです。

この「渋滞学」を提唱している西成教授によると、

 

蟻の行列には渋滞がありません。

ある程度混んできても速度は一定に

保たれていることを見つけました。

では、蟻の行列がなぜ渋滞しないのか。

実は、蟻は混んできた時でも基本的に

車間距離(蟻間距離)を詰めません。

 

とのこと。

まあ、細い管に一気に水を流したら

あふれるのと同じことですよね。

 

そして、渋滞を防ぐために車線を増やす、

というのも根本解決ではない、ということです。

ただ、車間距離を保つだけのことだったのに。

 

薬局にいたころの話。

不眠で悩む患者さんに睡眠薬が処方されてたんですが、

全然不眠が解消されないとの訴え。

全然眠れないからといって一番強烈に効く眠剤を出せば、

15時間くらいノンストップで寝てしまうわけです。

それで、昼まで寝てるから夜になったら眠気が起こらないって、

そりゃあ当たり前ですよ。

眠剤の前に、朝早起きしてしっかり活動したほうが

よっぽど健康的な睡眠をとれるんじゃないかと思いましたが。

こんな感じで、

問題の根本原因をつかまないと、

とんちんかんな対処をしてしまいますよね。

 

問題解決には「急がば回れ」で対処する

結局のところ、問題を発見したら短絡的に

目に見える現象に対処しようとするのは余裕のなさの表れ。

まずはじっくり問題と向き合って気づいてないことはないか、

何か無理をしてないか考えて、場当たり的な対応は控える。

問題の根っこは何か、に意識を向けてみるゆとりを持つ。

 

仕事中に眠くなるからコーヒーを飲む。

カフェインの効果で夜眠れなくなって、

また仕事中に眠くなる。

・・・

こんなケースはまずきちんと睡眠をとるとか

仕事の合間に休憩を入れるとか。

こうした「急がば回れ」の対応で、

より早く仕事が片付くようになる。

 

ではまた!

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